2010年11月17日水曜日

東雲

東雲。「しののめ」と読みます。意味は夜が明けようとして東の空が明るくなってきた頃だそうです。お菓子の断面に胡桃と胡麻が見えます。これが、あけぼのの雲と飛んでゆく小鳥に見えるのだというのです。いやはや、いとおかし、ではないですか。箱も素敵なデザインです。味は、日本三大銘菓「山川」のような、ほのかな甘さ、奥ゆかしさにさらに香ばしさが加わり大変美味しいです。この東雲、ある方に「岩手の人が手土産に選ぶ上品な和菓子です」と紹介されました。この方は岩手県立大学の学長のご令嬢で12月からFM岩手でラジオパーソナリティーを担当することが決まっており、その収録に同行させていただきました。やはりお父様が立派な方ですので、局内でも大変な歓迎振りで、社長室に案内されました。社長以下名刺交換だけでも大勢でしたので危うく名刺を切らすところでした。ご本人は、モデルでもいらっしゃいますので身長170センチ、スレンダーな美女です。ちょっと天然とご自身で仰るとおり楽しいおしゃべりも魅力です。
さて、食いしん坊の私ですが、今年は、ガトー・ラスク・グーテ・デ・ロワ(私はプレミアムよりもホワイトの方が美味しいと思いました)、クリスピー・クリーム・ドーナツ(カラースプレイシュガーのが一番好きです)、バター・ワッフルなどに嵌りましたが、今年のお気に入りのお菓子ナンバーワンはこの東雲となりそうです。
本日の体重、59.5キロ。

オフィスプロモ株式会社 代表取締役 古荘洋光

2010年9月22日水曜日

ウズラ

今日は結婚記念日。忘れられるはずがないのだ。結婚指輪に日付がしっかりと刻印されてしまっているのだから。本日は早退。フランス産のウズラ、アンスリウム、バゲット、ピエールエルメのドゥーミルフィーユを買って帰る。ルクルーゼと上火しか使えないデロンギでワイン煮込みを作った。それにしても、いやあ、もう8年にもなるのか。

本日の体重、58.5キロ。

オフィスプロモ株式会社 代表取締役 古荘洋光

2010年9月19日日曜日

ヤマボウシのジャム

ヤマボウシのジャムを作りました。
朝食のヨーグルトに入れるとグアバの様な味と舌触りがありました。息子と近所の公園へ。原っぱの中でしゃがみこむと普段気がつかないようなものを見ることが出来ました。そこらじゅうに生えている雑草の極小さな花もよくよく見ると蘭のような意外な美しさだったりして。本日の体重、59.0キロ。

オフィスプロモ株式会社 代表取締役 古荘洋光

2010年9月5日日曜日

握り寿司


息子のリクエストで私が寿司を握りました。初めて生筋子をほぐしてイクラの醤油漬けも作りました。お湯を使ってほぐすと硬くなるという情報があり、塩でもんだ後水でほぐしました。このせいかロスが多かったような気がします。さて、鮭を長く切りつけこれを海苔の代わりにした「イクラの醤油漬けの親子軍艦巻き」もやってみましたが、なかなかうまくいきましたよ。(写真は、バチマグロ、モンゴウイカ、鮭、アボカド、赤カブ漬物。この他に、イクラの醤油漬け、アサリの味噌汁、モロヘイヤの御浸し、新ショウガと自家製味噌、胡瓜糠漬け、出羽桜吟醸酒。)

本日の体重、59.0キロ。

オフィスプロモ株式会社 代表取締役 古荘洋光

2010年8月30日月曜日

雑誌に無料で掲載してもらう方法


最近、何が嬉しかったかって言いますと、弊社でホームページを制作・管理させていただいております青山の「シルクロード」というお店が雑誌トーキョーウォーカーにたて続けにギョウザ特集と冷やし中華特集で美味しいお店として取り上げられたことです。しかも、巻頭のメイン写真ですよ。トーキョーウォーカーさんはネットでよさそうなお店をチェックして、取材するそうです。ということは、弊社制作のホームページを見てわざわざ足を運んでいただいたということじゃないですか。しかも、弊社撮影の写真を見て「これだ!」と思っていただいたということですよね。嬉しいなあ。
実は料理の写真は思いのほか時間がかかるんですよ。鍋料理の写真を撮影したときは一番大変でしたね。(夏なのに何故鍋の話?)基本的に料理の写真なら弊社はアシスタントなし、全て一人で撮影しますから、ライティング、レフ、スタイリング、手タレ、撮影、すべてを行ないます。しかも、この時は湯気がどうしてもうまく写らず苦労したのです。火力を強くすると湯気は上がるのですがあっという間に野菜がしんなりしてしまうのでシャッターチャンスは一瞬しかありません。そこで、ドライアイスを使用。鍋に直接入れると不自然な白い泡が立ってしまいます。それに鍋の中ににたまってしまうのです。考えてみてください。ドライアイスの気化した湯気は冷たいために下へ動くのです。それで、鍋から上へ上がるのではなく、下にたまってしまうのですよね。では、どうするのか。ここからは企業秘密でもありますがお教えしましょう。小さなボウルにお湯とドライアイスを入れ、これを鍋のすぐ外に置くのです。鍋セットに着火し、そこで起こる上昇気流にドライアイスの湯気を乗せて上昇させるのです。なかなかやるでしょう。さて、出来上がった写真を今度はフォトショップで加工します。湯気は足りないところには直接エアブラシで書いちゃいます。書いたものをこするように変形させてぼかし、半透明にして馴染ませます。これで完成です。我ながら納得いく一枚が出来ました。ここまで一枚の写真に正味7時間かけました。お客様へはこの時は5,500円(都内出張撮影とフォトショップ加工をすべて含んだサービス価格、消費税別です)を請求させていただきました。でも、この仕事を終えてからは銀座や新宿の一流百貨店のお歳暮カタログのなかの鍋料理の写真を見るのがとても面白かったです。大きな声では言えませんが、「だって、み~んな下手くそなんだもん!!」
雑誌に取り上げられるには、タイミング、ニュース性、美しい写真、この三つが必要です。詳しくはお問い合わせください。
さて、「シルクロード」さんで上の写真(これは、ばかちょんカメラ撮影です)のランチを頂きました。このサービスメニューは850円。唐揚げは「これって普通一人前じゃないよね。パーティー用のオードブルだよね。」という量です。ライスお替り自由といいますがとてもじゃないけどそこまで食べられません。この唐揚げ、右から左から上から写真をとりおえてから口に運んでも上あごの皮がベロリと剥けるほど熱いですからお気をつけください。刻み葱のつけダレも良い。これに自家製の山椒が利いたラー油を入れるとさらに美味いです。はっきり言ってお勧めです。※夜も同じ値段で食べられますよ。
本日の体重、58.5キロ。

オフィスプロモ株式会社 代表取締役 古荘洋光

2010年8月22日日曜日

アメーバウォーター



アメーバウォーターです。写真のように透かしてみても肉眼では確認できませんが、中に人間に無害とされているアメーバがうじゃうじゃ入っており、それらが生きたまま腸へ届きます。このアメーバは悪玉菌を食べてくれるばかりか、腸の蠕動運動を促し、便秘やダイエットにも最適です。※品名以外は私の冗談ですが、さすがに話題づくりが上手ですよね。このナチュラルミネラルウォーターの販売者はサイバーエージェントさんです。


本日の体重、58.5キロ。

オフィスプロモ株式会社 代表取締役 古荘洋光

2010年8月18日水曜日

銀座のお得なランチ

ここイルビアンコに来るのは8年ぶりだ。弊社の銀座事務所を閉じて、もう、そんなになるということか。その日「萬福」も改装前の閉店の日だった。 ラーメンをすすりながら一区切りだなと寂しく思ったものだ。しかし、現在でも銀座再進出の想いは持ち続けている。

イルビアンコの以前1000円だったランチは850円に下がっており、お店の女の子にも中国らしき人が混じっていた。デフレ、中国人の進出(というよりも人件費削減か)、銀座であっても、時代には逆らえない。渡り蟹のパスタに、豆のサラダ、グラスワイン、無塩バター、パンが付く。以前はこれに美味しいコーヒーが付いたのだが、今はこれがオプションになっているのだ。それにしても安いでしょ。パスタ以外にピザも選べる。今日は実はこのピザを目当てに訪れたのだが、私は渡り蟹のパスタという響きに滅法弱いのだ。ピッツァ・マルゲリータはまたにしよう。本当は生クリーム入りのソースを期待していたのだが、、、。このお店はマガジンハウスや広告代理店などが多いエリアにあって、いつも、不思議とどこかのテーブルで声高に上司や会社の方針を批判する女性が居る。話の内容は業界のせこい話だ。そのような様子は外から見ると滑稽であり批判の声が大きくなればなるほどその女性が小さな存在に見えてくる。白ワインのグラス片手に「私も気をつけよう。」と思う。午前中は六本木ヒルズ33階から素晴らしい眺望を見下ろせた。午後は皇居を望むビルの中で収穫の多い打ち合わせが出来た。夜はレストランで撮影の仕事。今日は運がいい。

本日の体重、58.5キロ。

オフィスプロモ株式会社 代表取締役 古荘洋光

2010年7月11日日曜日

山桃とオニアサリ


今朝のランニングの折に、山桃の実を採ってきました。早速ジャムにして朝食のメニューに。独特の香りが好きです。朝食はフレンチトースト、サラダ、オレンジジュース、山桃ジャム入りのヨーグルト、コーヒーフラペチーノ、さくらんぼでした。この季節、近くの散歩道や空き地でこの季節ならではの味覚を楽しむことができました。木の芽、竹の子、グミ、桑の実、梅、花の蜜・・・。キノコに詳しかったらこれからの季節、楽しそうですね。午前中は息子とサッカーと野球をして、昼食はそうめん(たっぷりの茗荷・大葉・葱・海苔)と茹でたてのトウモロコシ。「夏」を実感しました。午後は息子と将棋。私はつい三日程前に5歳の息子に教えられ始めました。手加減無しで私が負けることもあり、私にとって息子は手ごわい相手なのです。本気でやりますから、大人気ないですが勝って嬉しいですし、負けたら負けたでこれもまた嬉しい。私が完敗した時のほうがずっと嬉しいですね。息子は単純には攻めてきません。何重にもわなを仕掛け、何手も先まで考えているのが分かります。(文章が親ばかになってきましたのでこの辺でやめておきましょう。)夕食は5月に神奈川県の磯で自ら採ったオニアサリを解凍して作ったスパゲッティーニ・ボンゴレ、蛸のサラダ、メロン。
この場所が私のお気に入りの天然潮干狩りポイントです。今年は妹の家族と出掛け、オニアサリ、アサリ、蛸貝の他に、めかぶやウニ、さざえも採ることができました。

本日の体重、58.5キロ。

オフィスプロモ株式会社 代表取締役 古荘洋光

2010年5月30日日曜日

ドイツ産ホワイトアスパラ

毎年ドイツから空輸でお取り寄せしているという方から、去年に続き、今年もおすそ分けいただいたホワイトアスパラです。ありがとうございます。私はこのアスパラガスから多くを知りました。
写真のアスパラガスは、塩とバターと少量の砂糖を入れた湯で茹でただけです。一緒に茹でると香りが立つというピーラーで剥いた皮も、うちではもったいないので食べちゃいます。最近では、日本のスーパーにも国産のホワイトアスパラが並ぶようになって来ましたよね。でも、ドイツのは種類が違うのではないかと思うほど太いです。この三日ほど前に食べた国産ホワイトアスパラガスの時はニンニクとオリーブオイルで香りをつけたマヨネーズをかけて食べましたが、今回はアスパラガスそのものの香りが良いのでこのまま頂きました。とろりとして美味しい。ドイツではこの香りをもって春の到来を喜ぶのだといいます。日本で言えばタケノコの感覚でしょうか。 (下の写真は息子と採ってきたタケノコとベランダの山椒を入れた筍ご飯)
生前、父がホワイトアスパラの缶詰が好物だったことを想い出します。父は缶切で蓋を開けると、まず、中の汁をグラスにあけ飲み干すのです。私にはそれがどうもお行儀が悪いように思え、また、何故だか身体に悪いように感じられました。父が亡くなった後、一人暮らしをしていた部屋を掃除しているとアスパラの缶詰が出てきました。しばらく後、父を偲び、私たちはその缶詰を開け、父がしていたように汁を飲み、やはり部屋に残されていたシーバスリーガルと一緒にホワイトアスパラを食べました。静かで、懐かしく、悲しく、それは現実ではないような奇妙な時間でした。
父は大学時代を英国で過ごしました。ホワイトアスパラガスの缶詰が好きだったのは、その時の経験によるものだったに違いありません。ヨーロッパ産フレッシュホワイトアスパラガスを茹でて食べた経験から、「実はアスパラそのものよりも香り高い茹で汁(スープ)が感動的に美味い」という事を知っていたのです。父は行儀が悪かっただけではなかったのです。アスパラの缶詰のジュースを飲むことでその先に見えてくる青春の日々を懐かしんでいたのでしょう。私がそのことに気付いたのは、私が初めてドイツ産のフレッシュホワイトアスパラを食べた去年、それは父が亡くなってから8年も後のことでした。

オフィスプロモ株式会社 代表取締役 古荘洋光

2010年5月13日木曜日

恩人の訃報

今日の出来事です。電話口でその女性は「言いにくいのだけれど」と前置きをしてから私の恩人の名前を口にした。まさか、どうして、という想い、そして後悔。ずっと気になっていたのにどうしてこちらから連絡しなかったのだろう。くそっ、どうして。

私が最初の広告代理店に就職し、始めてのクライアントとなっていただけたのがその方の経営する美術画廊だった。出会って間もない頃、その方が霞会館で昼食をご馳走してくださった。社会人になりたてで世間知らずの私はそこがどのような場所かも全く分からなかった。「かぞく会館」って家族全員が会員になっているってことかな?という感じであった。それどころか、「食前酒はいかがしますか?」とソムリエに聞かれ、ドギマギし、こういうときは何か頼まなくてはいけないものだと勘違いした私は「では、シェリー酒を。」と格好つけて答えたのだ。その方は特に気にも留めていないだろうけれども、今でも「小僧の分際で、あの時は失敗したなあ。」とよく思い返す。
私はその方の雰囲気がとても好きだった。ハンサムでお洒落で格好良いのだがこれ見よがしでなく静かで品があった。駆け引きが無く、信頼してくれ、何でも相談してくれた。私も「この人のために!」という想いで仕事をした。私はその方から多くを教わり、そして随分助けていただいた。
先方の社員の間ではその方のことを「殿」と称した。私はよくある社長に対するニックネームかと思い、気にしなかったのだが、その方がある戦国武将の家系の13代当主だったということを後に知ることとなった。なるほど、滲み出るようなあの雰囲気の理由に合点がいったのを想い出す。我が家には戦国武将たちの兜24個がガラスケースに入った古い5月の飾りがあるのだが、例年一番真ん中の良い場所にその方の家系の兜を据える。つい一週間前にも息子にその兜の話を聞かせたばかりなのだ。
結局、その方の美術画廊がオープンしたときから残念ながらクローズするまで仕事のお付き合いは継続した。途中、私の結婚式にも出席いただきスピーチも引き受けてくださった。正直言うと、スピーチの内容は最初の少しだけしか耳に入ってこなかった。後はその方が私などのためにスピーチしてくれているという風景がまるで夢を見ているようで、また、その方が少々健康を害されているのにそれを押してお話いただいているという状況に涙が出そうになるのを抑えるので精一杯だったのだ。
ある時、こんなこともあった。私は一大決心をしてご夫妻をおひょいさんのワインバーにご招待したのだ。妻と4人でテーブルに着き、私はビンテージワイン用のデカンタージュクレードル(ボトルを蝋燭で透かして澱を見ながらハンドルを回すとボトルがゆっくりゆっくりと傾きワインが注げる装置)というものをプレゼントさせていただいた。私は相応のワインを注文しようとしたのだけれど、その方は結局そのお店で最もリーズナブルなハウスワインの白と赤以外は頑として受け付けなかった。澱などあろうはずもないその真新しいボトルに、件の装置の出る幕もなかったのだが、その方はめいっぱい無理をしていた私にお気遣いなさったのだ。そういう方なのだ。ますます私は魅せられてしまうのだった。

来月、その方のお別れ会が旧華族会館「霞会館」で開かれる。そこへ行ったら、窓際のあの席で「ああ、古荘さんお久しぶりですね。」と静かで優しい声をきかせてくれる…今は、まだ、そんな気がしてしまうのだ。

オフィスプロモ株式会社 代表取締役 古荘洋光

2010年5月4日火曜日

サンドウィッチピクニックと逆上がり

ミルクブレッドやバゲットに、鶏の照り焼き、ハム、スライスチーズ、ゆで卵、レタス、キャベツ、プチトマト、ブロッコリー、マヨネーズ、ケチャップでサンドウィッチピクニックです。スクリューキャップのワイン、グラス、アンパンマンのりんごジュース、チョコレート、チーズケーキ、柏餅も持っていきました。

このゴールデンウィークで最大のニュースは5月1日に5歳の息子が初めて逆上がりに成功したことです。幾日も親子で頑張って練習をして、出来ないと言う息子を勇気付け、叱り、煽て、そして、或る日の夕焼け空の下、私が目の前で握りこぶしを作って「頑張れ!頑張れ!」と応援するなか、とうとう成功!初めて出来た息子とぎゅっと抱き合い喜びを分かち合うというドラマのようなことを想像していたのです。ところが、実際は、私が公園の入り口で自転車をとめているあいだに、息子が「見て!出来たよ!」というのでそちらを見るともう息子は鉄棒の上でこちらを見て笑っていました。肝心の瞬間は見れなかったのですがそれでもやっぱり嬉しかったな~。(下の動画はその翌日撮ったものです。)

 

オフィスプロモ株式会社 代表取締役 古荘洋光

2010年4月20日火曜日

サービス料 ロオジエ

義母の70歳のお誕生祝いを銀座の三ツ星レストランでしました。生憎の雨の中、慌てて持ち出したよれよれの折りたたみの傘でレストランのエントランスへ。「すみません。こんな傘で・・・。」と濡れた傘を入り口で預けました。「いえ結構ですよ。」と恰幅の良い紳士はにこやかに受け取ってくれました。私がトイレに入っている間、そのすぐ外で紳士は義母への花束を持って待っていてくれました。義母と妻が先に着席しているフロアでは、お客の数よりも多いスタッフが仕事をしています。経験の浅いスタッフとよく知っているスタッフの動きや目線には明らかな違いがありますが、皆さん緊張感を持って仕事に集中しているのがわかります。私が義母に挨拶を済ませた頃を見計らって先の紳士が私に花束を渡すそのタイミングは完璧でした。料理のほうはジャックボリーさんにはまだ敵わないですが、私の頼んだフォアグラの料理は美味しかったので、マナー違反は承知の上で取り皿をいただきました。だって、そうそう来れる場所ではないですからね!私が取り分けるとフロアスタッフが義母にサーブしてくれました。さて、新任のシェフの実家がパティスリーだということも影響しているのでしょう、デザートには力が入っています。量は料理3、お菓子が7という印象です。お菓子が手を変え品を変え4回も登場したのではないでしょうか。食べ終わってみると、行った事はありませんがデザート食べ放題に行ったような具合でした。食事に満足し螺旋階段を下りると例の紳士が写真を撮ってくれました。ご自身で液晶画面を確認するともう一枚取り直してくれました。紳士にお礼を伝え、クロークへ。そこで渡されたのはまるで新品のように折りたたまれた私の傘。かえって恐縮してしまいました。このレストランのサービス料は12パーセントですがそれ以上のサービスを受けたと感じることができました。広告代理店はサービスに対してお金を頂戴する商売です。媒体料金の15パーセント~20パーセントが利益です。私もこころをこめたサービスでお客様に喜んでいただきたいと考えております。

オフィスプロモ株式会社 代表取締役 古荘洋光

2010年3月15日月曜日

浅草とコニーアイランド





ホワイトデーの日曜日、母が浅草のレストラン大宮のハンバーグが食べたいと言うので5歳の息子と3人で出かけました。
ところが、大宮には7歳未満の子供は入れないというので、近くのヨシカミへ。ハンバーグとタンシチューとハヤシライスを注文。テーブルに並んでみると全部同じに見えてしまいました。同じドミグラスソースがベースですから当然ですね。食事の後、東西めぐりんバスで浅草周りを一周し、助六で小玩具を見て、浅草寺にお参りし、梅園でクリームソーダを飲みました。人形焼の手焼き実演をガラス越しに息子は10分以上も飽きずにず~っと見ていました。店頭に並ぶ袋ではなく実演で焼いているその焼きたてを指定して買い求めました。息子も満面の笑みで熱々の人形焼を頬張っておりました。何とも、のんびりとした、いつもと大して変わりばえのしない浅草での休日。ただ、母が銀座線で席を譲ってもらったそのやりとりがあまりに自然だったので、母も年を取ったのだなあと改めて考えさせられました。
私の最近見た映画に『ザ・ムーン』と『クローバーフィールド』があります。この二つを見て思ったことは同じでした。月を歩いた元宇宙飛行士がこのようなこと言うシーンがあります。「月に立って親指を立てるとその親指の先に地球は隠れてしまう。我々は毎日不平不満ばかり言う。家庭のこと、仕事のこと、渋滞のこと・・・。自分たちはエデンの園にいるというのに。」また、『クローバーフィールド』では主人公がコニーアイランドで過ごすシーンがあります。そして言います。「いい1日だ。」この映画、見ましたか?
さあ明日。明日も良い日でありますように。少しぐらいのストレスは月から美しい地球を眺めた宇宙飛行士にならって解消してしまいましょう。たとえどんなに大きな悩みを抱えていようと、そう、我々は奇跡的な幸福の中にいるのですから。

オフィスプロモ株式会社 代表取締役 古荘洋光

2010年2月14日日曜日

バレンタインデイ



なぜ?そんなのはおかしいわ!!自由はどこへ行ったの?!必要なのは多様性よ!!


「日本ではバレンタインデイに女性が男性にプレゼントをするのですが、プレゼントするものはチョコレートと決められています。」と対談相手に聞いたとたん返した大女優シャーリーマクレーンの言葉です。
日本でこうなったのはメリーというチョコレート会社の広告戦略のせいなのですが、現在、どちらかというと同社が取り残されているように見えるのは皮肉なことですね。 とは言え、今日はやはり「チョコレートの日」です。朝からパンペルデュです。八角とバニラで香り付けしたオレンジピールシロップをたっぷり浸み込ませココアを振り、生クリームを乗せて食べました。


川村秀樹氏のボンボンと2000年フランスコンクールショコラ部門優勝の時のガトードボイヤージュオショコラ、ゴディバのカレ、自家製生チョコなど本日はチョコレートでお腹いっぱいです。



本日の体重、58.0キロ。

体重増えました。暫くブログを更新出来なかったのは増えた体重のせいです。だって、ダイエットについて書くと言っているのに太り続けてはいけません。

TOMORROW I DIET!
オフィスプロモ株式会社 代表取締役 古荘洋光

2010年1月16日土曜日

生チョコ

(今回の材料です。)
(チョコレートを刻むのには日本の出刃包丁が最適ですね。)

(本当はもっと細かく刻みたいところです。 ボールに入れ、電子レンジの生もの解凍モードでほんのり暖めます。ここでは一気に溶かさないこと!)

(沸騰直前の生クリームを加えたらひたすら混ぜます。ここでよく解けないと出来上がりのガナッシュのなかに所々硬い部分が出来てしまいますよ。泡が入りますが気にしません。)

(寒天型に牛乳パックの紙を切った仕切りを入れて2種類のフレーバーを同時につくりました。)
(型に入れて2時間で切ってしまいました。本当は冷蔵庫で半日程度冷やしてからのほうが良いのですよ。)
(作り立てよりも2日後の方がしっとりねっとりとなって美味しいですよ。)

1月27日からまた今年もサロンデュショコラが開催されますね。事前のパンフレットの出来はいつもながら感心させられるクオリティーの高さ。しかし、例年、会場はそのイメージにはそぐわない催事場でした。さて、今年はいかがでしょうか。今年の私の注目はショコラトリードゥモナコとデルレイですね。後者のパッケージには本当に驚きました。いくらアントワープのブランドだからってねえ。

さて、家では庶民的に生チョコを作りました。材料は板チョコ4枚(ロッテのガーナ2、森永のミルクチョコレート1、ビターチョコレート1)、中沢のパントリークリーム(乳脂肪30%)100cc、バター(よつ葉有塩)幅3ミリスライス分、自家製果実酒(ソメイヨシノチェリー)大匙2、バーボン(アーリータイムス)大匙2、バンホーテンココア(まぶす)です。2種類のフレーバーの生チョコを作りました。「あ~素人だな。」と思われるようなレシピでしょう?

世界中のクーベルチュールを食べ身体を壊した私が辿り着いたのは日本の板チョコです。この上なく滑らかで安価でいつでも手に入るので好きです。ただし、高級な味はあまりしません。私の考える高級なチョコレート(カカオ)の味とは「酸味」です。初めて私が食べたクーベルチュールはフランスのヴァローナのグアナラでした。その時の印象は衝撃的なもので、ここから私のチョコレート探求が始まったのです。最終的にベネズエラはオクマレ谷のクリオロ品種単一のクーベルチュールを試すまでにいたりましたが、ここでドクターストップがかかりました。世界中のシェフが最後に辿り着くと言われる幻のカカオ、クリオロの特徴は長い余韻とそしてやはり酸味です。私はチョコレートが果実を発酵して出来た食べ物だと言うことに改めて気づかされました。しかし、この酸味、この価値を理解できるのですが果たして私の好みかというとそうではありませんでした。知らない味覚に出会って興奮し熱狂し耽溺し沈没したわけですが気づいたら自分の好みではなかったというわけです。食べ物は舌で味わうものであって頭で味わうものではありません。

私が一番美味しいと思えるショコラ(チョコレート)は、生チョコです。ボンボンショコラも色々食べました。私の本棚にはロバートリンクス氏によるメゾンデュショコラのレシピ集にもありますが、ジャンポールエヴァン氏もまた言うようにコーティングは薄ければ薄いほど美味しいのです。さて、だったらコーティングなど無いほうが良いわけです。鮮度の管理は?最適な温度は?はい、さらに自家製の生チョコでしたらその他様々な問題をクリアできます。コーティングが無い、作ってから4日残ったことは無し(作りたてよりも2日目以降が美味しいです)、冷蔵庫から出した直後でも美味しい(チョコレートは普通はある程度常温に戻してからのほうが美味しい)、フレーバーは自分の思い通りになる。さあ、あなたも生チョコをつくりませんか?一度食べたらもう高級ショコラへの羨望など、きっとどこかへ行ってしまいますよ。

オフィスプロモ株式会社 代表取締役 古荘洋光

2010年1月2日土曜日

我が家のおせち

初日の出にも手を合わせました。富士山もくっきりと望め、本当に気持ちの良い朝でした。

今年の我が家のおせちです。写真の中で身内の手作りなのは、黒豆、金時豆、田作り、伊達巻(神茂はんぺん使用)、錦玉子、金柑、鰊の利尻昆布巻き、なます、筑前煮、栗きんとん(たん熊北店の栗使用)、蛸の酢漬け、数の子(無漂白)、松前漬です。他に本鴨ロース入りの雑煮(餅も手作り)などいただきました。合わせた日本酒は、さとのほまれ伝承古法本仕込純米大吟醸酒『山桜桃』ゆすらです。 私も子供のとき以来、久しぶりに鰹節削りや裏ごしの手伝いをしました。

今年も美味しい発見がたくさんありますように。良い年にしたいですね。

オフィスプロモ株式会社 代表取締役 古荘洋光