2011年7月24日日曜日

息子の誕生日

本日は息子の7回目の誕生日だった。
「元気にすくすく育ってくれてありがとう。」と妻。
「誕生日だと美味しいものが食べれるね、息子よ、ありがとう。」とは私。
テーブルには、パルマの生ハム、礼文の雲丹、北海道のいくら、ノルウェイのサーモン、チュニジアのクロマグロ、ピエールロベルなどフランス産白カビのチーズが3種類、レーズンと水牛のチーズ、息子の好きなレーズンバター、クイニーアマン、バースデイケーキなどが並ぶ。
あれっ?お父さんの誕生日よりも明らかに食卓の内容が良くないか?
写真を見ながら、7年前のことを話した。あの日はお母さんは大変だったのだと。実際、私の時間の感覚が無くなるほど大変だったのだ。とりあげられた瞬間の泣き声などといろいろと話すうち、我々は気がついたのだ。
そういえば、水天宮さんに生まれた報告をまだしていない、ということに。

2011年7月10日日曜日

Rendez-vous chez ReeSya ~ReeSyaの午後のおしゃべり~

 
 皆さんはラジオを聴いていて、例えば宅配ピザのスポンサーのためにDJが「本当にこれは美味しいですね。」とモグモグしながら紹介したりするのを「ああ、これは食べているふりをしているだけだな。」としらける事は無いだろうか。私にはこの手のゴマカシというものが大変気になるのだ。最近、韓国で歌手の口パクは犯罪だという論争が盛り上がったが私もそう思う。
 
 
 さて、本日、日曜日のティータイム午後3時30分、InterFMにて画期的な新番組が誕生する。パーソナリティーReeSyaさんがお茶をしながら、インテリアやアート、またはおしゃれ等の話題でフランスの香りを届けるというコンセプトの番組「Rendez-vous chez ReeSya(ランデブー・シェ・リーシャ)」だ。実は私はこの番組のコーディネートをさせていただいているのだが、この番組にゴマカシは一切無く、本物志向の番組となっている。お聴きいただければお分かりになるであろうが、努力家のReeSyaさんはこの番組のためにフランス語を習得。お茶は、番組にご協力いただいているマリアージュ フレール本部の方の指導の通りに入れ、実際に頂きながらコメントを取っている。ポットから注ぐ時の音やカップとソーサーの触れる僅かな音なども勿論SEなど使わず本物の音だ。
「アピシウス」の一場面(某雑誌より)

 初回放送では、私のお気に入りのグランメゾン「アピシウス」の取締役支配人でいらっしゃる永井利幸さんに駆けつけていただいてしまった。持参のデセールはそれだけを買うことは出来ずレストランでしか味わえない。それらを、お店で実際にお使いの大倉陶園のオリジナルプラチナ彩のお皿に盛り付けていただき金のクリストフルを添えていただいた。焼きたてのデセールのその香りやタルトのクリスピーな歯ざわりがリスナーに届くことを願っている。
 
 見えないラジオでこれだけのことをする意味があるのだろうかと疑問に思う方もいらっしゃるかもしれない。InterFM番組ホームページやReeSyaさんのGREE芸能人ブログの中でも写真などをアップする予定なのでご覧頂く準備はある。だが、一方でラジオというのは見えない分、真実が見えてしまう媒体なのだ。このことを私は最近になって怖いなと感じているのだ。パーソナリティーの言葉は本当に心の中から溢れて言葉になったものでなければリスナーには響かないと思う。いくら感動的な台詞を話してもそれがシナリオだったら、リスナーには「ああ、台本を読んでいるのか・・・」と分かってしまう。嘘を言っても分かってしまうだろう。背景のセットや表情、身振り手振りがない分嘘が利かないのだ。
 
 
 実は、このReeSyaさんの新番組には大変厳しいプロデューサーが付いている。もちろん、リスナーに向けては、日曜日の午後、ゆったりとフランスの雰囲気と優しいおしゃべりを楽しんでいただくという15分の番組ではあるが、実際の初回放送分の収録には2時間以上、編集にはそれ以上を費やしている。その分中身は濃い。是非、お聴きいただきたい。

オフィスプロモ(株)代表取締役 古荘洋光