2010年8月30日月曜日

雑誌に無料で掲載してもらう方法


最近、何が嬉しかったかって言いますと、弊社でホームページを制作・管理させていただいております青山の「シルクロード」というお店が雑誌トーキョーウォーカーにたて続けにギョウザ特集と冷やし中華特集で美味しいお店として取り上げられたことです。しかも、巻頭のメイン写真ですよ。トーキョーウォーカーさんはネットでよさそうなお店をチェックして、取材するそうです。ということは、弊社制作のホームページを見てわざわざ足を運んでいただいたということじゃないですか。しかも、弊社撮影の写真を見て「これだ!」と思っていただいたということですよね。嬉しいなあ。
実は料理の写真は思いのほか時間がかかるんですよ。鍋料理の写真を撮影したときは一番大変でしたね。(夏なのに何故鍋の話?)基本的に料理の写真なら弊社はアシスタントなし、全て一人で撮影しますから、ライティング、レフ、スタイリング、手タレ、撮影、すべてを行ないます。しかも、この時は湯気がどうしてもうまく写らず苦労したのです。火力を強くすると湯気は上がるのですがあっという間に野菜がしんなりしてしまうのでシャッターチャンスは一瞬しかありません。そこで、ドライアイスを使用。鍋に直接入れると不自然な白い泡が立ってしまいます。それに鍋の中ににたまってしまうのです。考えてみてください。ドライアイスの気化した湯気は冷たいために下へ動くのです。それで、鍋から上へ上がるのではなく、下にたまってしまうのですよね。では、どうするのか。ここからは企業秘密でもありますがお教えしましょう。小さなボウルにお湯とドライアイスを入れ、これを鍋のすぐ外に置くのです。鍋セットに着火し、そこで起こる上昇気流にドライアイスの湯気を乗せて上昇させるのです。なかなかやるでしょう。さて、出来上がった写真を今度はフォトショップで加工します。湯気は足りないところには直接エアブラシで書いちゃいます。書いたものをこするように変形させてぼかし、半透明にして馴染ませます。これで完成です。我ながら納得いく一枚が出来ました。ここまで一枚の写真に正味7時間かけました。お客様へはこの時は5,500円(都内出張撮影とフォトショップ加工をすべて含んだサービス価格、消費税別です)を請求させていただきました。でも、この仕事を終えてからは銀座や新宿の一流百貨店のお歳暮カタログのなかの鍋料理の写真を見るのがとても面白かったです。大きな声では言えませんが、「だって、み~んな下手くそなんだもん!!」
雑誌に取り上げられるには、タイミング、ニュース性、美しい写真、この三つが必要です。詳しくはお問い合わせください。
さて、「シルクロード」さんで上の写真(これは、ばかちょんカメラ撮影です)のランチを頂きました。このサービスメニューは850円。唐揚げは「これって普通一人前じゃないよね。パーティー用のオードブルだよね。」という量です。ライスお替り自由といいますがとてもじゃないけどそこまで食べられません。この唐揚げ、右から左から上から写真をとりおえてから口に運んでも上あごの皮がベロリと剥けるほど熱いですからお気をつけください。刻み葱のつけダレも良い。これに自家製の山椒が利いたラー油を入れるとさらに美味いです。はっきり言ってお勧めです。※夜も同じ値段で食べられますよ。
本日の体重、58.5キロ。

オフィスプロモ株式会社 代表取締役 古荘洋光