2016年4月30日土曜日

スネーク・フルーツ


これ、ずっと食べたかったんですよね。
15年以上前に、京都の京野菜専門店の店頭で初めて見たのですが、ディスプレイなので売り物ではないと言われ買えなかった果物。
海外旅行の度に探すものの見た事がなかった。
今回初めてタイ産の『サラ』という果物だということが分かりました。(タイでも見つからなかったのにね)
この仲間は英語ではスネーク・フルーツというらしい。
私ならリザード・フルーツと名付けるかな。私は学生時代からリザードの革の艶が好きでして、腕時計のストラップや財布やローファーを所有していました。

触った時にかぶれて痒くなったのかと勘違いしましたが、皮に細かい刺がありそれらの仕業でした。気をつけた方が良さそうです。中身は薄い橙色、種はビワっぽいが周りの果肉はつるりとは取れない。食べてみると今ひとつジューシーな感じも足りない。味も、まあ、大した事はありません。ビワ2とパイナップル1を足して、薄い分4で割った味です。お酒の様なセメダインの様な香りとブログに書く人もいらっしゃるので、追熟すると良いのかもしれませんね。残りの3つは暫くとって置くこととしましょうか。

私は食べた事のない物に出会う事に喜びを感じるタイプ。食わず嫌いとは対極にありますね。今回、私が見つけるや否や買おうとすると、お店の方に「チャレンジングですね・・・。」と言われちゃいました。

でも、売るべき立場の人がこの台詞って、有りなの?


※一週間程経ってから食べてみました。ちょっとアルコールの香りがして美味しくなったと思います。硬い皮の中に2つの実が極薄い皮に包まれており密着している様子はドリアンも思い出す物でした。産地で食べるとまた違うのだろうと思います。
オフィスプロモ株式会社 代表取締役 古荘洋光

2016年4月29日金曜日

我が家の竹の子ご飯



息子と近所でたけのこ掘りをして、ふたりで皮を剥いて。




朝は、竹の子ご飯。

私にとっては微かなほろ苦さと香りがご馳走。
息子は「青臭い」と小さく文句を言いながら頬張る。見つけて掘る方が楽しいのだ。


別の日には別の種類の竹の子が採れたりします。


 オフィスプロモ株式会社 代表取締役 古荘洋光

 

2016年4月16日土曜日

石楠花の思い出 ぎおん徳屋原宿店




ぎおん徳屋原宿店でパフェをいただいた。
抹茶アイスに抹茶がひとつまみ乗っている。
おしぼりに着いた杉の木の匂が心地よい。
こうしたところが素敵だ。




帰りに原宿で石楠花を見つけた。
叔父が経営していた会員制ゴルフ場+ホテルを思い出す。
石楠花はこの会員制リゾートのシンボルマークだったのだ。

老舗旅館の東府屋、今では東府やResort&Spa-Izuの前の道をずっと登った終点に叔父のコンセプトで建てられたホテルがあった。
吹き抜けのロビーフロアに市松模様に敷き詰めた白と黒の大理石はイタリヤの現地で叔父が選んだものだった。
いつもクラシックカーのベントレーが停まっていた贅を尽くしたホテルの車寄せへ続くアプローチはトヨタ・クラウンのテレビCMにも使われた。
タモリも会員名簿に名を連ねたゴルフ場ではあの頃熱々ぶりが知れ渡っていた小柳ルミ子夫婦が私たちの前の組で幸せを謳歌するようにはしゃいでいた。18ホールずっと彼らの幸せそうな笑い声を聞いていてうんざりしながらも何となくこちらも幸せな気分だった。




あの頃、今思えばバブルのはじける直前だった。
叔父はフランスで古城を手に入れここもホテル+ゴルフ場にしていたが 日本のバブル崩壊とともにどちらも失うこととなった。

有言実行の人、冒険心に溢れ豪快な人物で私の憧れだった叔父は2年前幸せなままこの世を去った。
石楠花を見ると私は贅沢だった「時代の気分」を思い出し、ここでは書かないが、叔父の武勇伝の数々も思い出すのだ。

 オフィスプロモ株式会社 代表取締役 古荘洋光