2016年11月26日土曜日

紀の川柿



この季節は柿を沢山並べておくと幸せなのです。

色々な種類の柿
減ってくると心配になったりします。 


妻の友人の手作り干し柿

何しろ柿が好きなもので。

紀の川柿

今年一番の収穫は「紀の川柿」を知ったこと。青山のファーマーズマーケットで断面を見て興味を持ったことがきっかけ。外見だけでは中身が真っ黒なのは分かりません。紀の川柿は、実は品種の名前ではなく平核無柿を木に成ったまま脱渋する方法で栽培したものなんだって!驚き。平核無柿がまだ青いうちに、固形アルコールを入れたビニール袋を果実一つ一つに被せ、20~22時間。その後、袋の底を切って開け、完熟するまでそのままビニールを被せたままにしておく!   

うちで使っているお気に入りのお抹茶の棗は黒柿製。柿の木が数百年の樹齢を重ね古木になると、希に心材に墨で書いた様に 黒い紋様が入るものがあります。私はもしかしたらこの黒柿と関係があって「紀の川柿」は高級なのかと想像していたのですが、それは間違いなのですね。少しお高いのは栽培時の手間のせいということ。

元は何でもなくても、愛をもって接し、手間を惜しまず、時間をかければ、こんなにも人々を魅了する逸材に大変身する。世の中にはそんなものがある。粘り強く参りましょう。

オフィスプロモ株式会社 代表取締役 古荘洋光