2018年10月21日日曜日

10月21日、あの人の誕生日





10月21日、日曜日。

忙しい一日だった。

今日、ラジオの新番組を立ち上げなければならなかった。

4時に起きて山梨へ出張。

本編の収録に立会い、番組宣伝やタイムテーブルの打ち合わせ・・・。

忙しいのはありがたい。気がまぎれるから。

10月21日。この日を忘れたことはない。

もう居ないあの人の幸せを想う。

私の空の下で。

年に一度の今日と云うあの人の誕生日に。




今年の10月21日は十三夜。月見団子をお供えした。








2018年10月13日土曜日

10月13日、自分の誕生日





今日、10月13日は自分の誕生日なのだが、
もう、いつからだったのか分からないけど、
少なくとも10年以上は同じものを食べている。
今夜も我が家の食卓は恒例の「松茸すき焼き」でした。






写真を見てお気づきかと思いますが、
松茸の出回るのが例年よりも早めだったので、この時期は白いアメリカ産松茸しかなかった。さらに、うちのがうっかりしゃぶしゃぶ用の牛肉スライスを買ってきてしまったのだ。
けれども、これはこれで悪くない。

では、うちのすき焼きをお教えしましょう。
割り下は、醤油・酒・みりんだけ。出汁も水も入れません。
鍋は、焦げつきにくいからル・クルーゼのキャセロールが良い。

まずは牛脂と松茸だけをしっかり焼く。まだ食べずに隅の方へ移動。
 いよいよ肉を。美味しく食べるには一枚ずつ焼く。砂糖をたっぷりかけてキャラメリゼのイメージ。そこへジュジュっと肉一枚分の割り下を少しだけかける。焦がし醤油で香ばしく焼き上げます。
肉を焼くのは僕の役目。みんなの分を順番に。だからね、とても忙しいのですよ。
キャセロールの中の熱々の松茸と焼きたての牛肉を溶き卵に取り、肉で松茸を包むようにしていただきます。
ジュワっと来て、シャキシャキと来て、とろっとします。そんでもって、この香り。
この時ばかりは肉は松茸以外のものとは合わせられないです。

肉を食べ飽きたら、肉の脂と焦げた醤油に今度はネギ・椎茸・春菊・白滝・豆腐・白菜なんかを加えていただきます。
肉と松茸は意識的に「焼く」わけですが、今度は野菜から出る水分もあるからちょっと「炒め煮る」感じになってしまいます。

再び肉に行きたくなったら、この水分の多いのを全部鍋の隅へどけてから、また始めに戻って肉を「焼いて」食べます。「すき煮」はダメ。やっぱり焼かにゃあダメですよ。すき「焼き」なんですから。

締めは焼き餅。
佃煮のようになった残りの具材にバターをひとかけら加えます。
そこへトースターでこんがり焼いた餅を絡めていただきます。
餅は溶き卵には潜らせない。
これね、同じ要領でうどんでもいいですよ。決め手はバター。

いやいや、ご馳走様でした。やっぱり美味かったなあ、「松茸すき焼き」。

食後、獺祭の続きとナガノパープルを合わせてみたら、これが最高の組み合わせでした。
最後にイチジクのタルトとカフェラテ。

もうこれ以上は食べられません。降参です、はい。




オフィスプロモ(株)代表取締役 古荘洋光