2020年2月18日火曜日

身も心も浄化されそうな晩餐




先日、徳島で四半世紀も自然農法に取り組んでいらっしゃる若葉農園の横田代表とお会いする機会がありました。自然農法とは、極々簡単に説明するなら、無農薬で、人工的な肥料を使わず、他所から買ってきたのではない自然で力のある自家栽培の種から健康で美味しい野菜を育てるというものです。野菜づくりを通して、自然の豊かさを、生物の多様性を、人間の健康を実現し社会に貢献したいという代表の熱意に感動させられました。横田代表を突き動かしているのは大義。そこはブルーオーシャンだというのに、自然農法のノウハウを独り占めして儲けてやろうというような考えはこれっぽっちもありません。研修を通じて惜しみなく同業者の方々へノウハウを広めていらっしゃいます。コモディティー化は企業利益に反するのではないかと心配する私に対し『(世の中を変えることが目標だから)自分のところだけでやっていても仕様がないじゃないですか。』とお話になる横田代表にすっかり魅了されてしまいました。




若葉農園の獲れたての新鮮野菜やその加工品は宅配でお取り寄せ可能となっています。
そして、本日、徳島から若葉農園の加工品の数々が届きました。黒糖や酢など自社で生産できないものであっても若葉農園が全て材料が自然栽培かどうかを厳しくチェックしているので安全安心。心していただきます。

まずは、若葉農園の人参ジュースで乾杯。

今宵のメニューは、人参のジュース、豆腐とプチトマトとルッコラと紫玉ねぎのサラダ、コチのカルパッチョ、ラザニア、甘酒でございました。
(残念ながら今回料理に使用した生野菜は若葉農園のものではありません)


ジュースというよりもピューレと言える濃厚さ。徳島ならではのすだちが隠し味で爽やかな風味が鼻に抜ける。

プチトマトを若葉農園のウスターソースとオイルでごく軽くマリネしてみました。ソースによって華やかな香りをまといトマトの甘さが際立ちます。フルーティーさがあり、市販のウスターソースとは全く違います。香りの花開いたブルゴーニュルージュのような軽やかさなのに口に含むと押し寄せる風味に圧倒されます。

若葉農園の中濃ソースをスプーンで味見してからメニューを決めました。本当は生牡蠣を試したかったのですが、良いものが手に入らず、今回は『コチ』のカルパッチョにしました。味付けはエキストラヴァージンオリーブオイルと中濃ソースだけ。


中濃ソースといっても市販の増粘剤でどろっとさせたソースとは全然違います。この控えめなとろみはジャガイモ由来。他の野菜の繊維も見えるでしょ。ソースの中の自然農法野菜の細胞を噛みしめることができる幸せ。本来のフライ料理との相性もとても楽しみですね!

このソースは、『中濃ソース』という名前ではイメージできない商品だと思います。妻は「ソースはソースでもフレンチレストランのソースみたい」とのこと。私の感想は、材料に新鮮な生の果物に加えデーツやイチジクのドライフルーツも入っているのではないかと錯覚するような複雑で深い味わい。それなのに、一切果物は含まれていないという驚き。

食後のデザートに若葉農園の甘酒。アルコールは0%。反抗期の息子に薦めたところ「甘酒は嫌いだって言ってるじゃん。」と言いながら嫌々一口含む。あれ?という表情でしばらくフリーズ。その後、表情を崩し『美味しい。』と申しました。息子に「材料は米だけで砂糖は入っていないんだぞ。」と説明すると驚いておりました。最近、にごり酒に嵌まっている我々大人にもこれはご馳走です。『これも美味しい!』


どの商品も誠実で、滋味深く、飾らず凛とした佇まいは、横田代表その人と重なります。

身も心も浄化されそうな晩餐となりました。

本当にごちそうさまでした。

オフィスプロモ(株)代表取締役 古荘洋光
 





グラスに残る縞模様が濃厚さを物語ります。
そして、同様に中濃ソースも見るからに美味しそうではないですか?




















2020年2月1日土曜日

日経で1位のフォンダンショコラを掲載当日に一番で買いました。プレスキルショコラトリー





今朝届いた日経新聞(NIKKEIプラス1)にフォンダンショコラのランキング1〜10位が掲載されていました。1位のお店『プレスキルショコラトリー』は知らないお店でした。吉祥寺にこんなお店あったっけ?などと妻と話していると・・・
『並んで買ってくる!』ということになりまして。


妻はお店のオープンの3分前に到着し、一番乗りだったそうです。
開店までに5人の列になったとのこと。
あんな媒体だからか、並んでいたのは年配の方々ばかりだった様です。


想像していたよりも小さい。
電子レンジで30秒温めて、新聞の写真と同じ様に切ってみました。


人肌程度のまましっかり中身が綺麗に溶けました。満足。

味は想像していた通り。
特に驚きはないけど、新聞の一面に出ていたケーキをその日にいただけたという「小さな感動」がありました。

そう、あれは僕が大学生の頃、六本木のレストランで隣の席、僕のすぐ斜め前で当時駆け出しの歌手だった桑田靖子さんが食事をしていたことに気づいたことがあって、それくらいの感動です。
見た目は素晴らしくゴージャスという程ではないし、その体験談を人に伝えたいほどの事でもないけれど、彼女が歌が上手だと僕はちゃんと知っていたので内心で頑張って欲しいと思っていました。

そんなことをふと思い出したフォンダンショコラでした。


オフィスプロモ(株)代表取締役 古荘洋光