2009年9月8日火曜日

完熟ゴーヤの味

先輩のお宅でゴーヤが完熟したと聞いた私は「見たい!食べたい!」とその先輩に言い続け、ついに本日完熟したゴーヤを頂くに至ったのである。

しかし、本当に完熟すると、実が先端から割れて反り返ると聞いていた私は、手にしたゴーヤを見て実は少々落胆もしていたのである。「割れていないではないか。」私が本当に欲しかったのは熟しきったゴーヤだったのだ。いつかテレビでゴーヤの種は熟すと甘くなると聞いていたからである。あの苦いゴーヤが甘くなる?!すごいではないか!是非、その味を試したかった。「いつの日か、甘くなったゴーヤの種を食べたい。」ず~っとその思いを持ち続けていたのだ。先輩から頂いたゴーヤはそれでも、皮が黄色くて、普段目にするゴーヤとは明らかに違うものだった。きっとこれなら種が甘くなっているに違いない!そう納得し、ありがたく頂戴した。







仕事を終え、帰宅した私はカバンの中からゴーヤを取り出した。うわ~っ、なんじゃこりゃ~!割れている!カバンの中でつぶれたのではない。割れる寸前のゴーヤだったのだろう。良かった!正真正銘の完熟ゴーヤだ!けれど、凄い色だ。糸を引いている。う~ん、グロテスクというか、なんだかちょっとドキッとする感じだ。ロバートメープルソープのカラーリリーの写真よりもずっと直接的にエロティックだ。 ほら、横から見たらゴーヤでしょ。




しかし、この種は凄い色だなあ。

さて、食べてみましたよ。種のまわりにほんの僅かに果肉がある。ちょっとヌルヌルしてるんだな。このねっとりとした感じはマンゴスチンを思い出すけれどゴーヤには香りも酸味も全く無い。それに、甘いというほどは甘くない。ほんのかすかな甘みだ。アケビに似た感じだけれど、ずっとゴーヤの方が甘さは控えめだ。いやあ、しかし、ついに食べたぞ!大満足だ。先輩に感謝。


ついでに種をかじってみた。かたい殻の中の白い部分はココナッツの歯ごたえに似ている。この香りは何だろう、青臭いのとも少し違う・・・強いて言えばコーヒー豆の香りが少しする。ま、種自体は美味しくはないですよね。
残った皮はもちろん料理しましたよ。というか、本来、皮は残りものじゃないわけですから当然ですね。
豚肉、ブロッコリー、 シメジと一緒に炒めました。中華スープと水溶き片栗粉でまとめてみました。上に種を揚げたものをトッピングしました。いやあ、黄色いゴーヤはきれいですね!シャキシャキ感が薄れ、過熟したリンゴのような柔らかさはあるものの美味しいですよ。苦味も残っていていけますよ完熟ゴーヤ。種も生よりも油で揚げた分香ばしくてカリカリと食べられました。何も捨てることなくゴーヤをすべて堪能しました。いやあ、御馳走様でした。楽しかったなあ。こんなに夜遅く油ものを食べてしまいました。正しいダイエットはまた明日から。
本日の体重、56.0キロ。

オフィスプロモ株式会社 代表取締役 古荘洋光