2009年5月13日水曜日

レゴのカブトムシとフェラーリ

4歳の息子のためにレゴでカブトムシを作りました。 車輪用の部品を関節に使っているので足がカチャカチャ動きます。息子は「ヘラクレス」と名前をつけて遊んでおります。
こちらはフェラーリ・カリフォルニア発売記念でハイノーズのF1です。 ちなみに、カリフォルニアという名前にはアメリカに向けた、また、オープンカー好きな西海岸向けの、という意味が含まれております。かつてアメリカにカリフォルニアという名前の付いたフェラーリを売ったエンツォ・フェラーリは、アメリカの富裕層の客からの『渋滞が原因のオーバーヒートのクレーム』に、「乗り方が悪いんだ。そんなにゆっくり走ったらオーバーヒートするに決まっているじゃないか。フェラーリはレースカーなのだから。」と言ったとか。


 私は現在のフェラーリのデザインが嫌いです。あれじゃあ、まるでМ岡自動車のチンピラがデザインしたスーパーカーじゃないですか。たしかにボディが赤くて跳ね馬のエンブレムがあればフェラーリ見えてしまう。しかし、かつてのフェラーリのデザインはそうではなかった。アイコンがなくてもフェラーリだった。現在ピニンファリーナのデザインチーフは日本人だそうですね。私は日本人だから良くないと言っているわけではありません。ただ、「デザインのためのデザインは美しくない。」それをチーフデザイナーにわかっていただきたい。あなたのデザインしたクルマに、もしフェラーリのエンブレムが付いなかったら、それは魅力的なデザインですか?もっと洗練されなければいけないのじゃありませんか?そう言いたい。


 1988年エンツォが亡くなった。最後のフェラーリはF40であった。それ以後、デザインの破綻が始まる。私が好きなのは330P4、250GTO、250LM、365デイトーナ、(厳密にはフェラーリではないがDINO)、328、F40ということになる。特にピニン時代のフィオラバンティのデザインが好きだ。http://www.fioravanti.it/


本日の体重61.5キロ。

オフィスプロモ株式会社 代表取締役 古荘洋光