2023年10月21日土曜日

白楽茶碗『習作 千代の茶盌』

本阿弥光悦の複数の茶碗、とりわけ、国宝『楽焼白片身変茶碗 本阿弥光悦作 銘 不二山』に於いて新たな発見をし、これらを解説するべくA4サイズ12頁の文書にまとめました。『不二山』には、光悦の熱心な信者としての法華宗に対する強い想いと徳川家康との複雑な関係を示唆する中国戦国時代の史実が表現されていると私は考えています。『楽焼白片身変茶碗 本阿弥光悦作 銘 不二山』を所蔵する美術館の学芸員、日本の陶磁器研究家、茶道雑誌や美術雑誌の編集者に配布しました。また、発見の詳細を可視化するために茶碗を焼き、その呼称を古荘洋光作 白楽茶碗『習作 千代の茶盌』としました。