マロングラッセを手作りしてみました。
九州の大粒の栗で作ったらどうなるのかなと思いまして。
加糖し煮詰めて4日後、糖分が表面に結晶しました。 |
一粒ずつタコ糸で縛って、グラッセになるまで4日要しましたが、なかなかの色艶、香り、味。「本当に出来ちゃうんだなあ。」というのが作った本人の感想。
手作りのマロングラッセ一粒で41グラムあります。 |
大粒の手作りマロングラッセが16粒出来ました。 |
栗蜜もたっぷり出来ました。クリームチーズにかけたり、コーヒーに入れたり。小布施で瓶入りの栗蜜ばかりずいぶん買ったのを思い出します。自家製の方がずっと香りが濃いですね。 |
かかった費用は全部で1000円程。
(因みにフランス製MdCのあの小さなマロングラッセだったら1000円じゃ1粒半しか買えませんからね。)
安いけど、作るのは大変でした。まず、栗の果肉を傷つけずに渋皮を美しく完全に剥くのは至難の技であること。完全に剥いたつもりが、実はまだ全部渋皮だったとかあるんですよ。
そして、仕上がるまでに半分以上の粒が割れること。割れてもタコ糸で縛ってあるのでバラバラになりません。もちろん売り物にはなりませんし、そんなつもりもありませんので、まあ良いのですが。
大変ですが、煮詰めていきグラッセになるその成長過程が楽しかったです!朝顔を種から育てて観察日記を書いて花が咲いた時の喜びを覚えていますよね?あれのミニサイズ版とでも言いましょうか?日に日に成長していくのが実感できるんですよね。
マロングラッセ作り、2回目の挑戦です。 |
水とグラニュー糖、バニラビーンズ、ほんの少しのバーボン。それだけ。 |
今回は長野産の栗。ひと際、大粒。 |
グラッセとはガラスのこと。ガラス細工のような透明感あり。満足。 |
成長を確認したその瞬間に立ち会えることは嬉しいことです。
おこがましいですが、成長を手助けしていることにやりがいを感じます。
結果として自分も少しずつでも成長しているとしたら良いのですが。
成長そのもの。それこそが素晴らしい。
いえ、マロングラッセのお話ではないのですが。
オフィスプロモ(株)代表取締役 古荘洋光