2011年6月20日月曜日

父の日のプレゼント

父の日の朝、息子が貯金箱をひっくり返している。いくらあるのか調べているのだ。父の日のプレゼントを買ってくれるという。そう言いつつ、妻と息子は出掛けていった。 午後3時過ぎに二人が帰ってきた。息子から私へのプレゼントはスーパーで買ったケロッグコーンフレークが一箱。息子は「これお父さんにね。これ、すごいんだよ、中にポケモンのシールが入っているんだよ。でも、ポケモンのシールは僕のだからね。」と言ったかと思うと、自分で箱を開けてしまった。(あっ、それ、お父さんにくれたんじゃ・・・。)妻はケーキを買ってきてくれた。じつは、私は密かに期待していたのだ。ホールケーキの上に「お父さんありがとう」と書いてあるチョコレート製のプレートを。いやあ、照れてしまうなあ。でも、それは息子にあげることにしよう・・・。「いいよ!父の日なんだからお父さんが食べなよ。」「じゃあ、半分にするか!」などと妄想していたのだが、実際にケーキの箱を開けて見たら、ケーキは丸くなく、そのような飾りはなく、食べたいものをいつものように手当たり次第に買ってきたという感じだった。(妻は自分が食べたかっただけらしい・・・)まあ、父の日なんていうものは、というか、父親なんてこんなものだ。私だって自分の父親にそれらしいことをしてあげられた記憶など無いのだから。 でも、本当は嬉しかったんだ。ありがとう。

オフィスプロモ株式会社 代表取締役 古荘洋光